年末調整の季節です。
2022/11/03
皆様 こんにちは。栗原です。
今年も年末調整のお願いをする季節がやってきました。
年末調整は、役員さんや従業員さんに給与を支払う場合、原則として年末に在籍する皆さんに必要となります。
その年に払った給与を合算して、
・生命保険
・地震保険
・小規模企業共済
・iDeco
・住宅ローン
・扶養控除
その他もろもろの控除を差し引いて、1年間の税額を計算します。
1年間の給与で源泉徴収してきた金額がそれより多ければ、年末調整の還付金という事で返金します。
足りなければ徴収します。
給与に対する賞与の割合が多く、源泉徴収が少なめだった場合や、
扶養家族を申告していたけれど、いざ年末になったら対象外だった場合などに徴収になってしまいます。
圧倒的に還付の場合が多いので、
計算結果が徴収になってしまうと計算する側はちょっとあせります。
何だか申し訳ないような気になりますが、
間違っていなくても徴収になってしまう場合もあるのでご理解ください。
その年によそから転職してきた方で、令和4年分の他のところでの給与がある方は
源泉徴収票を提出してもらわなければいけません。
前職を辞めた時にもらえていればよいのですが、もらいもれていたり、「もらったかも、あれ、どこにいった?」というケースがありますので
その場合には再発行してもらいましょう。
他社での給与があるのがわかっているのに、それを確認せず年末調整してしまうと
年末調整の間違いということで、会社の責任になってしまうことがあるので気をつけてください。
多くの給与所得の方は、年末調整で税金に関する手続きは完結します。
国税庁の民間給与実態統計調査によると、令和3年に年末調整を行った給与所得者 4,893万人だそうです。
全国の人事担当者の皆様ご苦労様です。
皆様、期限までにちゃんと会社に必要書類を提出してくださいね。